英語の勉強をするのに好きな映画を取り入れる方も多くいらっしゃいますが、選ぶものによっては話すスピードがはやかったりスラングを多く使っていてわかりにくいものもありますよね。
私も留学中におすすめされた洋画をみて勉強をしたことがありますが、見事にスラングが多い作品でまったくわからない、スピードに追いつかない・・・といった経験をしたことがあります。
私と同じような経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。
そんな人に私がおすすめしたいのは、ディズニー映画を使って英語の勉強をすること。
本記事では私のように作品選びを間違えることなく、自分のレベルにあった映画で英語を学んでもらえるようにおすすめのディズニー作品をご紹介します。
また、なぜディズニー作品がおすすめなのか?ということろもあわせてご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
また当サイトのセリフ部分では見るものによっては違った表現をしていることもありますが、表現の仕方はたくさんありますので参考にしてみてください
Contents
ディズニー作品を英語学習におすすめする理由
まず最初に私がディズニー映画を英語の勉強におすすめする理由からご紹介していきます。
私がディズニー映画をおすすめする理由はこちらです。
ディズニー作品をおすすめする理由
・ストーリーがシンプルかつ分かりやすい
・発音とスピードが聞き取りやすい
・使われている英語が易しい
・作品の長さがちょうどいい
・好きな作品だとさらに学習意欲が保たれる
・関連教材も充実
まず、ディズニー作品はすべて子供でも楽しめるようなストーリーになっているためとてもシンプルに構成されています。単語が聞き取れなかったとしても、キャラクターの表情などから内容を想像することも可能です。
また使われている単語も優しいものが多く話すスピードも聞きとりやすいはやさのなので理解しやすいのも特徴で、洋画に出てきがちなスラングなどもありません。
ストーリーの長さもちょうどよく、飽きずに見ることができますよ!
英語初心者におすすめなディズニー映画5選
では、英語初心者のかたにおすすめなディズニー映画をご紹介していきましょう。
塔の上のラプンツェル:Tangled
病を治すという不思議な力をもって生まれたラプンツェルは、幼いころに誘拐され塔の上で1歩も外に出ることなく18年間を過ごします。
そんな彼女は毎年自分の誕生日に必ず空にあらわれる灯を不思議に思い、フリンと一緒に外の世界へ飛び出し最後には自分がいるべき場所へ・・・
とらわれたプリンセスが勇気を出したことで見えてきた真実。勇気を出すからこそ夢がかない見えてくることもあるということを教えてくれる、そんなストーリーです。
この作品はとにかくラプンツェルの声が聞きとりやすいです。クリアな発音なので真似するだけでカタカナ英語から垢抜けることができます。
・That’ the good part, I guess. You get to go find a new dream. / それが楽しいんじゃないか。また、新しい夢を探すんだ。(フリン)
・Why can’t I go outside? / お外に出ちゃダメなの?(ラプンツェル)
・You are not leaving this tower!Ever! / あんたは絶対にこの塔をでちゃダメなの!一生!(ゴーテル)
・And when I promise something, I never, ever break that promise. / 私は一度約束したら何があっても決して破ったりしないわ。(ラプンツェル)
・Haven’t any of you ever had a dream? / あなたたちは夢を持ったことがないの?(ラプンツェル)
・I will never stop trying to get away from you! / 諦めないわよ!どんなことをしてでも逃げ出してみせるから!(ラプンツェル)
そして、作品中にはいろいろな文法が使われていますが、教科書で見るとわかりづらくても映像の中でシーンや流れを感じながら学ぶことで使い方をイメージしやすいですよね。
アナと雪の女王:Frozen
2013年に公開され、世界中で大ヒットした映画・アナと雪の女王。
仲のいい姉妹エルサとアナですが、エルサの力でアナを危険にさらしてしまったことで2人の関係は崩れ始めます・・・
“真実の愛が凍った心を溶かす”
真実の愛とはいったい何なのか・・・ラストシーンは涙なしには見られませんでした。
一見難しそうな内容にも思えますが、使われている英語は比較的簡単で理解しやすいものになっています。
また発音もクリアなキャラクターが多く、セリフは多少長くても慣れてくれば聞き取りやすいです。
・Do you want to build a snowman? / 雪だるま作るのはどう?(アナ)
・I’ve never been better.This is so nice.I wish it could be like this all the time. / 本当、最高の気分。とっても楽しい。毎日こうだったらいいのにね(アナ)
・I belong here.Alone.Where I can be who I am without hurting anybody. / 私はここにいる。1人で。自分でいられるし、誰も傷つけないで済む(エルサ)
・Just take care of my sister. / 妹のことをお願いね(エルサ)
・Love is putting someone else’s needs before yours. / 愛っていうのは、自分より人のことを大切に思うことだよ(オラフ)
・An act of true love will thaw a frozen heart. / 真実の愛が、凍りついた心を溶かしたんだよ(オラフ)
実践的な会話も多く、覚えてしまうとすぐ使えるようなフレーズもたくさん出てきます。
仮定法が使われていたり中学校で学ぶような文法も使われていますよ!
トイ・ストーリー:Toy Story
アンディの1番のお気に入りのカウボーイ人形・ウッディとその仲間たちの物語。
トイ・ストーリー1ではアンディの誕生日プレゼントとしてやってきたバズ・ライトイヤーをウッディが疎ましく思い、ひょんなことからバズが窓から落ちてしまうアクシデントが・・・
初めは仲の悪かったウッディとバズが次第に友情を深めていく、そんなストーリーに感動しますよね。
この作品は、おもちゃたちの日常や家族の会話もあるため日常会話に役立つフレーズがたくさん出てきます。
・All right, that’s enough! Look, we’re all very impressed with Andy’s new toy. / わかったから、もういいよ。アンディの新しいおもちゃのすごさはもうわかったよ。(ウッディ)
・I got to go back home to my owner, Andy.. / アンディのところへ帰らなくちゃ(ウッディ)
・Woody once risked his life for me. / ウッディは危険を冒して俺を助けてくれた。(バズ)
・We toys can see everything. So play nice. / 俺たちおもちゃはどんなことでもお見通しなんだ。だから仲良く遊ぶんだぜ。(ウッディ)
・There’s a kid over in that house who needs us. / アンディは君を必要としている。(バズ)
・Age 3 and up. It’s on my box. / 対象年齢は3歳以上って箱にちゃんと書いてあっただろう。(ミスターポテトヘッド)
たくさんのおもちゃたちが出てくるので、慣れるまではキャラクターの聞き分けが難しいかもしれません。
でも何度も聞けば声色や特徴もつかめてきます。
ライオンキング:The Lion King
野生のジャングルを舞台とした映画ライオンキング。
国の王であり父親のムファサを叔父のスカーに殺されたシンバは、国を追われジャングルで出会ったティモンとプンバとともに冒険の旅に出ます。
大きく成長したシンバはスカーに支配された国を救うべく立ち向かっていくというストーリー。
ストーリー自体はシンプルでとても分かりやすいものになっています。
・You see? He lives in you. / 父上はな。お前の中に生きておられる(ラフィキ)
・A king’s time as ruler rises and falls like the sun. / 王の時代は太陽のように上り沈んでいく(ムファサ)
・I walk on the wild side. I laugh in the face of danger. / 僕は勇敢なライオンなんだぞ。何があったって笑い飛ばしてやるよ。(シンバ)
・You got to put your past behind you. / 過去とは忘れ去るものなのだ。(ティモン)
・Remember who you are. You are my son and the one true king. / 思い出せ、お前が誰かを。私の息子、真の王だ。(ムファサ)
単語や熟語も易しめで、作品自体も87分と短め。
動物たちから愛と勇気あふれるフレーズを学ぶことができます。
眠れる森の美女:Sleeping Beauty
マレフィセントの呪いによって16歳の誕生日に深い眠りについてしまうオーロラ姫。
そのオーロラ姫を救うために3人の妖精と王子様がマレフィセントに立ち向かっていくストーリー。
童話をもとにした子供向けの映画なので使われている英語も難しくありません。
日常会話で役立つフレーズをたくさん学ぶことができますよ。
・Little princess, my gift shall be the gift of beauty. / 小さな王女様。私の贈りものは美しさです(フローラ)
・But there must be some way. / 他に何か方法があるはずよ(フローラ)
・But they say if you dream a thing more than once, it’s sure it come true. / だけど同じ夢を何度も見るの。正夢になるかもしれない(オーロラ姫)
・Of course, You said so yourself: Once upon a dream! / もちろん!さっき君も言ってただろう、夢で逢ったって!(フィリップ王子)
・This is the happiest day of my life. Everything’s so wonderful. / 今日は今までの人生で一番幸せな日よ。素晴らしいことばかりだわ。(オーロラ姫)
・Oh, I just love happy endings. / 私はただハッピーエンドに弱いの(フォーナ)
クセのない発音はとても聞きとりやすく、短めのセリフが多いのもうれしいですね。
ディズニー映画を使った英語勉強法
ではここからは、私がおすすめするディズニー映画を使った英語の勉強法をご紹介していきます。
ディズニー映画だけに限らず、映画で勉強するのであればどの映画でもこの方法は使える勉強法です。
ステップ1:日本語音声+英語字幕
まず最初は、日本語音声に英語字幕をつけてみていきます。
ディズニーが好きでよく見ている人は内容をすでに覚えているかもしれませんが、まずストーリーの全貌を日本語で頭にいれます。
そのときのポイントとしては、はじめの何回かは字幕の中でわからない単語を見つけても止めずに流してみること。
一回一回わからない単語ごとに止めてみてしまうと、ストーリーの流れやシーンのそれぞれの様子がとぎれとぎれになってしまいます。
英語は、そのシチュエーションのなかで自分が話している様子をいかに濃くイメージできるかによって、習得スピードが違ってくるとも言えます。
とくに“英会話”を学びたい方は、このイメージが大切です。
このときときに、気になるフレーズや使えそうなセリフがあればメモしておくことをおすすめします。
実際に自分が話すときにはそのフレーズをまるまる覚えていうということもできますので便利です。
ステップ2:英語音声+英語字幕
日本語音声+英語字幕でストーリーが把握できたら、次は音声も英語にしましょう。
英語音声の聞き取りをメインとして活用します。
正直、ここは時間をかけてじっくり身につけていくのがベストです。
英語字幕であれ聞こえた音声であれ、わからない単語がある場合はこの段階では調べておいた方がいいですね!
なぜなら、知っている単語でなければ絶対に耳に入ってこないからです。
聞き取りができるようになるとスピーキングスキルも身についてきますし、セリフがある程度聞き取れるようになったら、キャラクターになりきってセリフを一緒になって言ってみましょう。
英語にはリダクションもあって、スペルにはあるけど発音しない(脱落・弱化)音が出てきます。その音も意識してみてみましょう!
ステップ3:英語音声+字幕なし
そして最後に英語音声だけで映画を見ていきます。
まずはじめに英語が字幕なしでどれだけ聞きとれるか試してみましょう。
英語学習は【とにかく楽しんで】
最後になりますが、今までいろいろお話してきたことよりも一番大事なことをお伝えします。
それは、英語学習はとにかく楽しむこと。
英語なんでもそうだと思いますが、継続していかないことには習得はできません。
継続するためには、楽しくないと続けられません。
英語は成長がわかりにくいため、モチベーションを保つことがなかなか難しいんですよね。
なので、できるだけ自分のレベルにあった好きな作品をつかって勉強していくのが大切です。
ディズニー映画は、くりかえし使われるフレーズや単語も多くあります。
何度も聞けばそれだけ覚えられますし、口にすればするだけ実際の会話でスラスラいえるようになります。
子供から大人まで幅広く愛されるディズニー作品をつかって、ぜひ楽しみながら英語力を高めていってください。